いちまるきくよの「まいにち東急ストア!」


今月のTopic

3月になり春の食材が美味しい時期がやってきました。あたたかな陽気と共に、春野菜・山菜・旬の魚がお店に並び始めます。今回は春の食材の「下ごしらえ」を一緒に学んで、家族みんなで旬を味わいましょう!


これは古くから日本に根づいている「食養生」という考え方のひとつです。健康でいるために体調に応じた食事をとることが大切とされ、季節ごとの食材はカラダに必要なものを与えてくれると考えられていました。「春の皿には苦味を盛れ」という言葉は、苦みのある山菜や野菜は、冬にため込んだ不要なものをカラダの外に出してカラダを目覚めさせるので、積極的に食べよう!という意味があります。

冬の寒さに耐え春先に新芽を出すころは、動物たちも冬眠から目覚めます。山菜は、おなかを空かせた動物達に食べられないように「苦味」を持ち合わせています。


●特長

独特なほろ苦さと甘みがあり、春の味覚の代表格。食用には和種と洋種があります。どちらもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な緑黄色野菜です。

●栄養素 【ビタミンC】

野菜の中でもトップクラスに多く含まれます。水に溶けやすく熱に弱いので、加熱する際は電子レンジやさっと茹でるのが◎


●特長

旬の走り、採れたてほど香り高い!鮮度が命の野菜でアクが強いため下ごしらえは必須です。漢字にすると旬に竹を重ねて「筍」。字の通り旬の時期しか出会えない、年に一度の味覚です。

●栄養素 【チロシン】

たけのこに付く白い結晶の成分です。アミノ酸の一種でドーパミンの材料にもなることから集中力を高めるお手伝いをします。


●特長

春の鯛は味はもちろん、色が美しく鮮やかに輝いて見えます。産卵前の時期なので脂をたっぷりと蓄えています。鯛は皮と身の間に旨みがつまっているので、皮が付いているものはぜひそのままお料理に!

●栄養素 【DHA・EPA】

良質な脂肪酸であるDHA・EPAが豊富に含まれるので、脂を落とさない料理で食べるのがおすすめです。


「菜の花」「たけのこ」「鯛」を使ったレシピを紹介しています。ぜひご自宅で春の味覚を楽しんでみてください♪


Topic ×フードコーディネーター監修




 

鶏とたけのこのオイマヨ炒め

味が絡みやすくなるコツを教えてもらっています。

たけのこの食感を楽しめる、コクや旨みたっぷりの炒め物です。

【材料(2人分)】

とり正肉(モモ) 250g
たけのこ 150g
スナップえんどう 50g
片栗粉 大さじ1
塩 少々
黒こしょう 少々
すりおろしにんにく 小さじ1
マヨネーズ 大さじ2

【A.調味料】

オイスターソース 大さじ1と1/2
しょうゆ 大さじ1/2

【作り方】

1. 食材を切る

たけのこは穂先と根元を分け、穂先はくし切りにする。根元は薄切りにする。スナップえんどうはヘタと筋を取る。とり肉は食べやすい大きさに切る。

2. 下準備

とり肉に塩・黒こしょうで下味をつけて片栗粉をまぶしておく。Aを合わせておく。

3. 炒める

フライパンを中火で熱し、マヨネーズ・すりおろしにんにくを入れてにんにくの香りが立ってきたらとり肉を加えて炒める。火が通ったらたけのこ・スナップえんどうを加えて3分ほど炒める。Aを加えて中火で炒め、全体に絡める。




 

 

とり肉と菜の花のシーザーサラダ

とり肉の皮をさらにパリッとさせるコツを教えてもらっています。

とり肉の旨みと菜の花のほろ苦さ、チーズの香りを一度に楽しめる一品です。

【材料(2人分)】

菜の花 1束
塩 小さじ1/2
とり正肉(モモ) 約250g
塩 小さじ1/2
シーザーサラダドレッシング 大さじ4
パルメザンチーズ 大さじ1
黒こしょう 適量

【作り方】

1. 下準備

とり肉に切り込みを入れ、厚みを均等にする。余分な脂を取る。とり肉全体に塩を振る。

2. 焼く

火をつける前のフライパンに皮目を下にしてとり肉を置き、火をつける。とり肉をヘラなどで押し付けながら皮の脂を出す。菜の花を加え塩を振る。とり肉は皮がパリッとしたら裏返す。菜の花はとり肉の脂が絡まるように焼く。

3. 盛り付け

とり肉を一口大に切る。器に菜の花を盛り、とり肉をのせる。シーザーサラダドレッシングをかけパルメザンチーズと黒こしょうをかける。




 

 

さばくときに魚をすべらなくするひと手間を教えてもらっています。

三枚におろして、身と出汁をとるためのアラに分けます。

【材料(2人分)】

鯛 1尾

【さばき方】

1. うろこを取る

背びれ・胸びれ・腹びれをキッチンバサミで切る。尾びれの方からうろこと皮の間にスプーンをあて、頭に向かって動かしうろこを取る。流水でうろこを流す。

※スプーンは深めのものを使用すると、うろこが取りやすいです。

2. 下処理

おなかに切り込みを入れ、えらと内臓を取り除く。背骨の下にある血の塊に包丁で切り込みを入れ、内側をしっかり洗い、頭を落とす。

3. 三枚におろす

尾びれを手前にし、背中側からおろす。頭の方から骨に沿って包丁を入れ骨の中央まで刃が入ったら腹側の尾の方から包丁を入れる。反対の身は、腹→背の順に包丁を入れ同じようにおろす。身2枚・骨の計3枚におろす。身の腹骨をそぎ取る。




 

 

鯛のアラ出汁茶漬け

湯引き完成の目安を教えてもらっています。

鯛の美味しさを全て味わえる贅沢なお茶漬けです。

【材料(2人分)】

鯛の切身 1尾分
塩 小さじ1/4
ご飯 2膳
小ねぎ 適量
刻みのり 適量

出汁 600㎖
鯛のアラ 1尾分
塩 小さじ1/2
水 600㎖

【A.調味料】

酒 大さじ1
みりん 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/2

【作り方】

1. 出汁をとる

3枚におろしたアラに塩を振り、10分ほどおき、上から熱湯を回しかけて湯引きする。鍋にアラを入れて、水を入れ中火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを取りながら20分ほど煮出す。火を止めて粗熱が取れるまでそのままにする。ボウルにざるを重ね、キッチンペーパーをのせて出汁をこす。

2. 具の準備

中骨を切り取るように鯛の身を2等分にする。腹と背の部分をそれぞれ2等分にする。塩を振り10分ほど置く。鯛の切身の水気をとり、トースターで10分ほど焼き目をつけるように加熱する。出汁を中火にかけAを加え味を調える。

3. 盛り付け

器にご飯を盛り、焼いた鯛の切身をのせる。お好みで小ねぎをのせる。出汁をかけて刻みのりをのせる。


3月の推しデリカ

 

みずみずしく甘味があり、風味も良い「福地ホワイト六片」を使って野菜の甘みを引き立たせています。

国産素材の旨みや甘みが感じられるシンプルな味付け。

口いっぱいに広がる素材の旨みとコクを実感してから、タレで楽しんで。

店内焼きたてはもちろん、冷めても具と一体となっておいしい♪中身のジューシーさと食感を味わえます。


知ってね、たべてね♪食材voice

 

こんにちは~。うどです!春の山菜代表としてやってきました。クセのあるやつなんていわれるけれど、それがボクのおいしさなのさ。うぶ毛がしっかりついているのが鮮度の証。

食べられるのは若いうち(若芽のうち)だけ。成長すると2メートルをこえちゃうの。葉も大きくて風がなくても一人で動いてるように見えるから、漢字では「独活」と書くよ。

 

肉巻きうどの春巻き

うどの皮の活用方法も教えてもらっています。

香り高いうどを春巻きに!お子さまと一緒にどうぞ。

【材料(2人分)】

うど 200g
豚ローススライス 6枚
スライスチーズ 3枚
春巻きの皮 6枚
塩 少々
黒こしょう 少々
水溶き小麦粉 適量
油 適量
レモン 2切

【A.下ごしらえ用】

酢 大さじ1/2
水 200㎖

【作り方】

1. 下準備

Aを混ぜて酢水をつくる。うどは8㎝ほどの長さに切り、皮をむく。5㎜幅の拍子切りにして酢水に5分さらして水気を切る。スライスチーズは半分に切る。

2. 巻く

まな板に春巻きの皮を広げ、豚肉を置き塩・黒こしょうで下味をつける。春巻きの皮に豚肉・スライスチーズ・うど(1/6)を置き、包んで水溶き小麦粉でとめる。

3. 揚げる

フライパンに油(1㎝ほど)を熱し、返しながら両面を揚げ焼きする。春巻きを取り出し油を切る。器に盛り、レモンを添える。


Organicの約束

 



 

 

ほうれん草のピーナッツバター和え

甘いピーナッツバターでの味の調え方を教えてもらっています。

ピーナッツの風味とザクザクした食感がおいしい一品です。

【材料(2人分)】

ほうれん草 1束
ピーナッツ 20粒
塩 小さじ1

【A.調味料】

ピーナッツバター(無糖) 大さじ2
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ2

【作り方】

1. 下準備

ピーナッツはジップ付き袋に入れて麺棒などでたたいてくだく。ほうれん草は根元を少しだけ切り、茎の中心に十文字の切れ込みを入れる。ボウルにたっぷりの水をはり、根元から振りながら洗う。水を取り替えて葉の部分も洗う。全体の汚れを落とす。

2. 茹でる

1ℓの沸騰したお湯に塩を入れ、ほうれん草を茎から立てて入れ30秒ほど茹でる。全体をお湯に入れて30秒ほど茹で上下を一度返し更に30秒茹でる。湯切りして冷水で冷まし、絞って水気をきる。3㎝ほどに切る。

3. 和える

ボウルにAを入れてよく混ぜる。ピーナッツ・ほうれん草を加えて和える。器に盛る。


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