

陽ざしと段々畑が生む、特別なみかん
宇和海を臨む段々畑に、冬の陽ざしが降り注ぐころ、日の丸千両みかんはまさに一年でいちばんおいしく色づきます。130年以上続くみかん栽培の歴史を持つこの地域では、代々受け継がれた剪定や摘果の技術を生かし、果実ひとつひとつの状態を見極めながら、大切に育てられています。段々畑は水はけがよく、海からの反射光と石垣に反射した光が果実にまんべんなく降り注ぐ、全国でも屈指の好条件な栽培地。こうした自然の恵みを余すことなく受けた日の丸千両みかんは、果皮の薄さ、ぎゅっと詰まった果汁、そして強い甘みとしっかりしたコクが特長です。まさに“冬が来るのが楽しみになるみかん”です。

冬だけの深い甘さを、そのままで
12月になると、日の丸千両みかんは味がぐっと深まり、甘みと酸味のバランスが絶妙になります。口に入れた瞬間、すっと溶けるように広がる甘さの後に、自然由来のやさしい酸味が続きます。これが、濃厚なのに後味が重くならない日の丸千両みかんならではの味わいです。収穫後は光センサーで糖度・酸度を一本一本測定。選び抜かれた果実だけを店頭に並べています。ひとつ食べれば、もうひとつ。寒い日のこたつで手が止まらなくなる、そんな冬の楽しみが詰まっています。

