春の訪れを告げる、彩り豊かな柑橘たち

2〜3月、冬のみかんからバトンを受け取るように旬を迎えるのが「春柑橘」です。春柑橘とは特定の品種名ではなく、この時期にいちばん甘さと風味がのる柑橘たちの総称で、中でも人気の高いもののひとつが熊本県産のデコポン。正式には「不知火(しらぬい)」という品種で、その中でも糖度13度以上・クエン酸1.0以下など厳しい基準を満たしたものだけがデコポンと呼ばれます。濃厚な甘みと軽やかな酸味のバランスが絶妙で、外皮はむきやすく、薄皮のため房ごと食べやすいのが特長です。その他にもポンカンや愛愛柑は、オレンジ由来の華やかな香りが印象的。せとかはとろけるような口当たりが特長です。甘平(かんぺい)は、果肉のプチプチとした食感が楽しく、食べ応えのある一玉。それぞれが異なる個性を持ち、同じ柑橘でも味わいはさまざまです。さらに産地選びにも妥協はありません。バイヤーが実際に各地を訪れ、自分の目で確かめた産地だけを選定。春の短い期間にしか出会えない、とっておきの味わいをお届けします。


味も香りも十人十色。春柑橘で旬を楽しむ

みかん全体の旬は冬から春先まで続きますが、春柑橘がいちばんおいしいのはまさにこの時期。このわずかな時期にだけ届く、光をたっぷり浴びた果実は甘みと香りのバランスが絶妙です。ひと房口にすれば、ふくよかな甘さとやわらかな酸味がじんわりと広がり、春の気配を感じさせてくれます。様々な品種の味わいの違いを感じながら、ゆっくりと食べ比べるのも楽しみのひとつ。この短い季節にしか味わえない、とっておきの甘さと香りを、ぜひ心ゆくまで堪能してください。