いちまるきくよの「まいにち東急ストア!」


今月のTopic

オーガニックってなに?

オーガニックとは日本語で「有機の(生命力を有する)」という意味です。農薬や化学肥料に極力頼らずに、太陽・水・土壌などの自然の力をいかした生産や、保存料や着色料などの添加物をできる限り低減し、食品の安全性を確保した加工方法のことを言います。オーガニックの目的は、有害な化学物質をできるだけ減らすことで食の安全性を高めること、そして土壌や空気などが汚れてしまわないよう環境を保全することです。最近テレビや書籍などで取り上げられている持続可能な開発目標(SDGs:エスディージーズ)ともつながりが深いことで知られています。


オーガニック野菜とは

オーガニック野菜の栽培に大切なのは土づくり!鶏のフンや魚粉などの自然の恵みでできた有機肥料を使用して土を作ることで肥沃な土壌になります。そのような場所で化学肥料を極力使用せずに育てられ収穫された農産物がオーガニック野菜。私たちが食べる際に加工し、その時に出た米ぬかや野菜クズなどが家畜のエサになることで循環し、農産物ができるのです。


オーガニック(有機栽培)野菜の基準

オーガニックや有機の表記には、昔は基準が曖昧だったため、少し農薬を減らして栽培した農作物にも「オーガニック」や「有機」と表記することができました。しかし、現在では農林水産省が発行している有機JAS規格の認証を得た商品のみが「有機JASマーク」を付けることができ、マークがついている食品のみ「オーガニック」「有機」と表記して販売することができます。

JASマーク認定のおおまかな定義(認証式)

  • ・化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける。(使用する場合は、JASが認定した約30種類ほどの農薬は使用可)
  • ・遺伝子組み換え技術を利用しない。
  • 種まき、または植付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った田畑で生産されたもの
    ※水産物とその加工品やワイン・焼酎・本みりんなどの酒類など有機JAS規格対象外の食品もあります。

オーガニック(有機栽培)と無農薬栽培のちがい

オーガニック=無農薬栽培と認識されがちですが、実は違います。「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」という定義がありますが、有機JAS規格が認めている天然素材を原料とした農薬の使用は認められています。また現在「無農薬」「減農薬」という表記は、消費者に残留農薬がないと誤解を与えるということで表記が禁止になっています。その代わりに農薬を基準の半分以下にするなど一定の条件をクリアした栽培方法で作られたものは「特別栽培農産物」という名称で表示することができます。

特別栽培農産物とは(認証式)

農作物が生産された地域の慣行的に行われている節減対象農薬・化学肥料の使用状況に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下の場合、特別栽培農産物と表示することができる。

東急ストア独自の取り組み「Organicの約束」

東急ストアでは、約20年前より有機農産物の販売に積極的に取り組んでおり、今回さらにパワーアップした新ブランドを今年の3月に開設しました。その名も「Organicの約束」。「Organicの約束」は、都会にいても自然を感じたいオーガニックをもっと気軽に楽しみたい!そんなお客様の声にお応えするべく、東急ストアと長年お付き合いのある信頼の厚い農家さんが作った有機野菜・有機果実を中心とした有機農産物の独自の取り組みです。みなさんに安全な美味しいお野菜や果物をお届けすることをお約束します。
※一部取り扱いの無い店舗がございます。


バイヤーの美味しい物語 FOOD’s Story

※一部商品の取り扱いのない店舗がございます。

難しいことに、あえて挑んだ他では栽培できない舞茸です

天然の舞茸でも最高ランクとされる「クロフ」。その味を天然ではなく栽培の舞茸で追求したのが、黒舞茸「真」です。栽培するのは、大平きのこ研究所。創業者の大平さんは、舞茸の人工栽培にはじめて成功した大手メーカーの創業にも関わっていて、よりおいしい舞茸を作りたいと新たに会社を設立しました。その後約3年かけ、「ゆらぎ」と言われる自然の温度変化に近い環境の中で栽培する方法を確立。きのこの中でも難しいとされる、より天然に近い舞茸の栽培に成功しました。


「これが、舞茸なんだ」と味のちがいに気づかされました

まずは香りに驚きます。豊かで濃厚な香りは袋を開けた瞬間から広がります。次に食感。コリコリとして心地よい弾力で、かむことが楽しくなります。そして、味わい。かむほどに溢れる濃い旨みに、これまでの舞茸とは全然ちがうことを実感します。お店には、関東で育った舞茸が、収穫後すぐ届けられるので新鮮。焼き舞茸などシンプルな料理で、そのままの味を味わうのがおすすめです。またプレッセでは、より天然の味に近づけた「大黒舞茸『真』」を販売しています。そちらもあわせてお楽しみください。

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岩手県の冷涼な高原で実ったそばの香りに、惚れました

岩手県産のそばの割合は、国内全体の約3.4% ( ※ ) ととても希少です。今回、岩手県にそば畑をもつ北舘製麺さんとともに、オリジナルのそばを作りました。使用するそば粉は岩手県で栽培したそば。とれたての香りを落とさないよう石臼で挽いています。そばを挽くとき、摩擦の熱でどうしても風味が落ちてしまうのですが、石臼挽きは熱を伝えにくいので、そばの香りやおいしさを守ることができます。そうして挽いたそば粉を、同じ岩手県産の小麦粉をつなぎに丹念に仕上げています。いただく際にはぜひ、つゆは少しつける程度で、そば本来の香りとおいしさを味わってみてください。
※令和元年の農林水産省のデータより


とろろが入っているので栄養面でもおすすめです

「岩手県産そば粉使用とろろそば」は、国産の山芋を練りこむことで、より個性的なそばに仕上げています。これから暑くなってくるとスタミナが気になるところですが、山芋を入れたとろろそばは一般的なそばよりも満腹感があり、栄養価が豊富。さらに、ほのかな粘り気も感じられ、もっちりとした食感が楽しめます。そばの香りをしっかり楽しみつつ、食べ応えでも満足いただけるそばになりました。


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「おいしい魚を届けたい」熱い想いから生まれたかんぱちです

日々魚を見て、魚のことを考える生産者さんが、「どうしたらおいしく育つのか」と試行錯誤を重ね、たどり着いた答えのひとつが「黒糖」です。ミネラルが豊富で、優しい甘さとコクのある黒糖。産地・鹿児島県の名産品でもある黒糖を飼料に混ぜて与えることで、熟成されたまろやかな旨みと、濃厚でさっぱりした脂をもつかんぱちに育ちました。その秘密はオレイン酸。オリーブオイルなどに含まれることで有名なオレイン酸が、通常のかんぱちよりも約1.5倍多く含まれ、それが健康でおいしく育つことにつながっています。また身の締りもよく、コリコリとした食感をお楽しみいただけます。


育つのは恵み豊かな鹿児島の海 かんぱちはこれからが旬です

黒糖かんぱちが育つのは、鹿児島県の錦江湾。薩摩半島と大隅半島に囲まれ、桜島を望む自然豊かな湾は、水深が最大で230mもある、かんぱちにとって最適な環境です。また、ミネラルを豊富に含んだ黒潮が流れ込み、複雑な潮の流れをつくっているため、身の締まったかんぱちが育ちます。そんな恵まれた環境で育つかんぱちは、夏から秋が旬。これからますます美味しい時期を迎えます。濃厚でもさっぱりとした身は、そのままお刺身で味わっていただくのがおすすめ。旨みを引き立てるカルパッチョや、しゃぶしゃぶでもおいしくいただけます。味に絶対の自信をもつかんぱちを、ぜひ一度ご賞味ください。


 

「毎日の朝食にぴったりのパンを作りたい」との想いから生まれました。

新生活がはじまって1ヶ月が経ちましたが、毎日を元気に過ごすために、朝ごはんはとっても大事ですよね。慌ただしい朝の時間に、栄養があっておいしい朝食を毎日用意するのは大変です。そんなことから、おいしくて、手軽に食べられるパンを提供したいと考え、出来上がったのがこの「6種のフルーツブレッド」です。砂糖漬けにしたフルーツを包んでいて、そのまま食べてもおいしくお召し上がりいただけます。手軽にフルーツも摂れるので、忙しい日の朝食にぴったりです。


飽きずにおいしく食べていただくためにさまざまな工夫を重ねました

パンはセミハードタイプのフランスパン。中には、オレンジ・レーズン・クランベリー・パイン・レモン・アプリコットの厳選した6種のフルーツが入っています。フルーツは、それぞれの風味が生きるよう別々に砂糖漬けし、甘くなりすぎないようパン生地には砂糖を使わず、パンとフルーツのバランスにもこだわりました。一日を元気に過ごすための朝食の候補に、ぜひ「6種のフルーツブレッド」を。※本商品は3月より販売を開始しております。

そのままでもおいしいですが、トーストしてバターを塗っていただくと、また違ったおいしさに。お好みの食べ方をみつけてみてください。


フードコーディネーター監修レシピ

フードコーディネーター

山本和枝 監修

フレッシュトマトソースでかつおのたたき

クルミの食感がアクセントに!
塩トマトソースを使ったかつおのたたきの新しい食べ方♪

●材料(2人分
・刺身用かつおのたたき 1サク
・塩トマト 3個
・バジルの葉 10枚
・クルミの実 4粒
・にんにく 1かけ
・ベビーリーフ 適量

●A
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ4

■作り方
1.トマトは角切りにし、にんにくはみじん切りにする。バジルの葉は手でちぎる。クルミの実は袋に入れて麺棒などで軽く砕く。

2.1のトマト・にんにく・バジルをAと混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。

3.かつおのたたきを食べやすく切る。

4.皿にベビーリーフ、かつおのたたきを盛る。

5.クルミを散らし、2をかける。


フードコーディネーター

相良京子 監修

ミニトマトとしらすのアヒージョ

トマトとしらすの旨味を感じられ、短時間でさっと作れます。

●材料(2人分
・ミニトマト 10個
・しらす 50g
・オリーブオイル 50㎖
・アンチョビフィレ 1枚
・にんにく 1かけ
・塩 適量
・こしょう 適量
・フランスパン 1/2本

■作り方
1.耐熱皿にオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れ、中火で加熱する。

耐熱皿がない場合はフライパンでも可。

2.にんにくのいい香りがしてきたら、しらす・ミニトマト・刻んだアンチョビフィレを入れ、ミニトマトの皮が破れるくらいまで加熱する。

焦げないように混ぜながら炒める。

3.火を止めてお好みで塩・こしょうで味を調える。

フライパンで調理した場合電子レンジ可能な食器を約1分ほどレンジにかけ温めておき、アヒージョを温めた器に盛る。

4.スライスしたフランスパンを添える。


フードコーディネーター

相良京子 監修

トマトとブロッコリーのグラタン

ホワイトソースいらずのグラタン!
シンプルな味付けで素材が引き立ちます。

●材料(2人分
・王様トマト 1個
・ブロッコリー 1/4個
・とり肉 1枚
・塩 適量
・こしょう 適量
・オリーブオイル 大さじ1
・玉ねぎ 1/2個
・生クリーム 50㎖
・ピザ用チーズ 80g
・ドライパセリ 適量

■作り方
1.玉ねぎはスライスし、トマトはくし切り(8等分)に切る。ブロッコリーは小分けにし、塩が入ったお湯で茹でる。

2.とり肉は厚みが均等になるように切り、塩・こしょうをする。冷たいフライパンに皮目を下にして火をつける。

下焼きすることでとり肉の余分な脂を取り除く。

中火で皮目のみ、きつね色になるまで焼く。フライパンから取り出し、食べやすい大きさに切る。

3.2で使ったフライパンの余分な油をペーパーで拭き取り、オリーブオイルを入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒め、塩・こしょうをする。

4.グラタン皿に3、1、2の順に盛りつける。生クリームを回しかけピザ用チーズをのせて温めたトースターで約8分、焼き色が付くまで焼く。

5.焼き上がりにドライパセリをかける。


フードコーディネーター

相良京子 監修

スペアリブのトマト煮

さっぱりとしたトマトソースが豚肉の旨味を引き立てます!

●材料(2人分
・★スペアリブ 500g
・★塩 適量
・★こしょう 適量
・カットトマト缶 1缶
・玉ねぎ 1/2個
・にんにく 1かけ
・オリーブオイル 大さじ3
・赤ワイン 50㎖
・水 150㎖
・塩 適量
・こしょう 適量
・ローリエ 1枚

■作り方
1.玉ねぎはスライスし、600wの電子レンジで約2分加熱する。にんにくは芯を外しスライスし、スペアリブ全体に塩・こしょうをする。

2.フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を入れ、スペアリブを加え、全面きつね色の焼き色が付くまで焼き、焼けたら取り出す。フライパンの余分な油をペーパーで拭き取り、

3.オリーブオイル(大さじ1)を入れ、玉ねぎ・にんにくを加え塩・こしょうで炒める。

4.3にトマト缶を加え、トマト缶に赤ワインを注ぎ入れて缶の中身を洗うように軽く振り、赤ワインもフライパンに加える。更に水と2を入れる。沸騰したら弱火にしてローリエを入れ、蓋をして約30分ほど煮込む。

5.塩・こしょうで味を調え、スペアリブを器に盛り、ソースを上からかける。