いちまるきくよの「まいにち東急ストア!」


今月のTopic

2月に入り寒さがますます厳しくなってきましたね。気温が下がり空気が乾燥すると、風邪やインフルエンザなどのウイルスが猛威を振るいます。ワクチン接種なども大切ですが、毎日の食事や休養を見直し、寒さに負けない健やかなカラダ作りを目指しましょう!

管理栄養士 栗林ちさえ監修


私たちのカラダは、病気のとき発熱したり、ケガをしたとき膿を出したりすることで、自分自身を守ろうとします。そのような体内の防御システムのことを「免疫」といい、空気中に含まれるカビ、ウイルス、細菌など病気を引き起こすものからカラダを守る役割を担ってくれています。具体的には、自律神経、血液中に含まれる白血球、免疫細胞の働きを活性化する腸内細菌など様々な物が免疫と深く関わっていますが、これらに上手く働いてもらうためには毎日の食事や休養、適度な運動が大切になってきます。

健やかなカラダ作りに「食事」は欠かせません。免疫細胞を作ったり、活性化するには、様々な栄養素や正しい生活リズムが必要です。朝・昼・夕とバランスよく3回に分けて適切な栄養と食事量を摂ることが大切です。

食後に胃のもたれを感じる、次の食事のタイミングでお腹が空いておらず食事を抜いてしまうなどの経験はないでしょうか。それは食べ過ぎのサインです!お腹がいっぱいになるほど食べたり、油ものや高カロリーのものばかりなど、偏った食事をすることは避け、適量を食べるように心がけましょう。

体温を平熱に保つことはカラダを病気などから守るためにとても重要です。体温を下げない工夫として、生姜やにんにく、唐辛子などカラダを温めてくれる食材を食事に摂り入れることをおすすめします。その他、ウォーキングなどの軽めな運動や入浴をすることもおすすめです。

※平熱とは・・・健康な状態で安静時に決まった部位を決まった方法で測ったときの温度。個人差はありますが、日本人の7割は36.6℃~37.2℃の間とされています。

健やかなカラダ作りには、免疫細胞を作る良質なたんぱく質をしっかりとることが大切です。免疫細胞を活性化させる亜鉛や鉄などのミネラルを含む食材(牛肉(赤身))などを摂取することも心がけましょう。また、青魚に含まれる脂質のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は免疫機能の調節をサポートしてくれます。

腸内には、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」をはじめとした多くの菌が棲んでいます。善玉菌が悪玉菌よりも多く生息する腸内は、良好な状態です。善玉菌は、ヨーグルトや味噌などの発酵食品を意識的に食べることで増やすことができます。また、善玉菌のエサとなる食物繊維などを豊富に含む食材(野菜やイモ類など)を毎日しっかりと食べることも大切です。

寒さに負けない免疫力の高いカラダを作るためには、決まった時刻に起きて適切な食事を摂り、適度にカラダを動かすこと。睡眠不足や精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつですので、「活動」と「休養」という生活リズムを保つことがとても大切です。まだまだ寒い日が続きますので、気を付けていきましょう!

「寒さに負けないカラダ作り」をテーマにしたフードコーディネーター監修レシピはこちら


緑黄色野菜の中には独特の風味などがあって苦手…といわれる方も多くいらっしゃいます。そこで野菜スムージーにバナナ・りんご・キウイフルーツなどの果物や、ヨーグルトや牛乳などと合わせると、甘さやコクがプラスされて飲みやすくなり、栄養価もアップします!


バイヤーの美味しい物語 FOOD’s Story

 

291名の生産者の方々が心をこめて育てた玉ねぎです

1月から6月頭にかけて、東急ストア・プレッセに富良野産の玉ねぎが並びます。雄大な自然が広がる富良野は、昼夜の寒暖差があって雨が少なく、質のよい野菜が育つ土地。その地で291名におよぶ生産者の方が、おいしい玉ねぎを届けたいという一心で栽培に取り組んでいます。安心して食べていただきたいと、土づくりには、選果ではじかれた野菜や野菜の皮、葉などを活用。もともとの土の力を強めることで、肥料や農薬の使用をできるだけ控えています。そうして育てた玉ねぎは選果場に集められ、約140人の熟練した目で大きさや品質などをチェック。そのあと酸素濃度を下げた貯蔵庫で眠らせ、出荷まで品質を保ちながら保管しています。


加熱すると、とっても甘みが増しより美味しくなります!

寒暖差のある富良野で育った玉ねぎは、辛味成分が多いんです。この辛味成分は熱を加えると甘みや旨みになるので、加熱調理することで甘みたっぷりの玉ねぎをお楽しみいただけます。輪切りにしてステーキや、刻んでハンバーグに入れるのもおすすめ。また生のまますりおろして焼肉のたれに入れるなど、辛味を生かすのもおすすめです。今年は気候条件がよく、生産者の方からは、昨年以上に良質な玉ねぎが収穫されたとの報告を受けました。富良野で大切に育った玉ねぎを、ぜひお楽しみください。

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ソースを加熱するタイミングも教えてもらっています


 

秘伝のタレに漬け込み、天日干し
創業一二〇年の老舗が手掛けました

ご飯にもお酒にも合うみりん干しは、昔から食べ継がれるなじみ深い味です。さまざまな魚で作られていますが、今回おすすめするのは、いわしみりん干し。ちりめんやアンチョビとしてもおなじみの、片口いわしを使っています。加工を手掛けるのは、千葉県の九十九里で明治35年から水産加工をおこなう「なかみち水産」。片口いわしのわた・頭をとり、開き、中骨をとる工程をすべて手作業でおこない、タレに漬けて天日干ししています。タレは、砂糖、みりん、塩を独自に調合して長年継ぎ足してきたタレ。継ぎ足すことで魚の旨味が溶け込み、深みが増しています。また天日で干し上げることで、旨味を凝縮させ引き出しています。


あまり魚を食べない方にもおすすめしたい味わいです

いわしみりん干しは、軽くあぶるだけで骨ごと手軽に味わえます。片口いわしの小サイズを厳選しているので、お子さまでも小骨を気にせず食べることができ、栄養満点。魚を食べ慣れない方にもおすすめしたい一品です。あぶる際は、フライパンにクッキングシートを敷いてのせ、弱火で両面に軽く焦げ目をつければOK。タレの焦げるにおいが香ばしく、食欲をそそります。開いて干した形が桜の花びらに似ていることから〝桜干し"とも呼ばれ、春を迎えるこれからの季節にぴったりの美味しさ。ぜひごはんのおともやお酒の肴にお楽しみください。

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簡単な衣のつけ方を教えてもらっています


 

丁寧に選んだ素材を使って丁寧に作った豆腐です

2月になってもまだまだ寒く、お鍋の恋しい季節が続きます。鍋料理でかかせない具材といえば、豆腐。東急ストアでは、オリジナルの「日光名水使用北海道産大豆もめん・きぬ」をおすすめしています。この豆腐に使われているのは、水と、大豆と、にがりのみ。だからこそ素材をしっかりと選び、素材の力をいかす製法でじっくりと作っています。大豆は、甘みのある北海道産を厳選。名水が湧く日光の、不純物のないきれいな水をたっぷりと使っています。余計な添加物を加えたくないので、消泡剤(豆乳が泡立つのを防ぐ)や、乳化にがり(凝固させやすくする)を使わず作りました。


技をもつ作り手だからこそ実現できた品質とおいしさです

消泡剤や乳化にがりを使うことなく、おいしい豆腐を安定して作るには、豆乳の温度や状態を見極める目と、技術が必要となってきます。「日光名水使用北海道産大豆もめん・きぬ」は、その技をもつ太子食品の協力で作ることができました。結果、甘みある大豆の風味となめらかさが楽しめる、昔ながらの豆腐に仕上がっています。つるっとした舌触りのきぬ、堅すぎないのに煮崩れしにくいもめん。今の季節なら湯豆腐や鍋に、暖かくなったら冷やっこにおすすめです。いろいろな季節に、いろいろな料理でお楽しみください。

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衣がとれないコツを教えてもらっています


 

人の手で丁寧に手づくりするずっと人気の定番カツです

東急ストアのデリカコーナーでベスト10に入る人気の豚ヒレカツ。人気の秘密は、手づくりだから味わえるおいしさにあります。東急ストアの豚ヒレカツは、豚肉を手切りし、パン粉も丁寧に手付けしています。一枚ずつ豚肉の形状を見ながらスジにそって切るのは、機械にはできないこと。手切りすることで、歯切れよく柔らかく仕上がります。またパン粉は、手付けすることでしっかりと、ムラなくつけることができます。一枚一枚店内で揚げ、売場に並べています。


シンプルな味付けで、豚肉の旨味を引き立てています

ヒレ肉は、お肉本来の旨味が楽しめる赤身の柔らかな部位です。そのヒレ肉の魅力を存分に味わえるよう、塩・こしょうメインのシンプルな味付けで仕上げました。大きさは、お子さまでもふた口くらいでペロッといけちゃう小さめのサイズ。切らなくてもいいので、カツ丼などアレンジも楽しめます。家族でシェアできる5枚入り。夕飯のおかずはもちろん、ビールと一緒に晩酌のおともにもおすすめです。温める際はトースターを使うとカリッと仕上がります。お好みのソースでお召し上がりください。
※売場には、ご自由にお取りいただけるソースもご用意しています。


フードコーディネーター監修レシピ

フードコーディネーター

山本和枝 監修

さわらの香草蒸し

フライパンを使ったお手軽な蒸し方を教えてもらっています。

蒸したさわらに、熱したごま油をサッとかける香り高い1品!華やかでパーティー料理にもぴったりです。

●材料(2人分)

さわら 2切
長ねぎ 1本
春菊 2株
しょうが 1片
水 大さじ2
酒 大さじ2
塩 2つまみ
ごま油 大さじ1・1/2

●A
しょうゆ 大さじ1
みりん 小さじ1

■作り方
1.長ねぎの青い部分と芯をのぞき、白髪ねぎにする。白髪ねぎは5分ほど水に放ち、水気をよく切る。青い部分と芯は大きめに斜めに切る。しょうがは皮ごと4等分の輪切りにする。春菊は葉と茎に分け、茎は斜めに切る。 

斜めに切ると、蒸してもシャキシャキ食感が残ります。

2.さわらは水気を拭きとり、塩で下味をつける。Aは混ぜておく。

3.フライパンに長ねぎ(青い部分と芯)、春菊の茎をしき、さわらをのせる。しょうが、水、酒を加え、強火にかけ、煮立ったら蓋をして弱めの中火で7~8分ほど蒸し、Aを回し入れて煮立ったら、火を止める。

4.野菜ごと底からすくうように器に盛る。白髪ねぎと春菊をのせる。

5.フライパンにごま油を中火で煙が出る程度まで熱し、白髪ねぎと春菊の上に回しかける。


フードコーディネーター

山本和枝 監修

牛肉のタイ風チャーハン

簡単!お店風パラパラなチャーハンの極意を教えてもらっています。

ナンプラーとパクチーでタイ風の味付けに♪牛肉のコクのある旨味がたまりません!

●材料(2人分)

ごはん 300g
牛肉(切り落し) 200g
にんにく 1片
長ねぎ 1/4本
卵 2個
ナンプラー 大さじ1
塩 ふたつまみ
黒こしょう お好みの量
油 大さじ2
パクチー 1束

■作り方
1.にんにく、長ねぎ、パクチーはみじん切りにする。牛肉は2cmに切る。温かいごはんに卵を割り入れ、ナンプラーを加えて混ぜる。

2.フライパンに油、にんにく、長ねぎを入れて弱火にかけ、香りがたったら牛肉を加え中火で色が変わる程度に炒める。

3.ごはんを加えて強火にし、パラっとするまで炒める。塩、黒こしょうで味を調える。

4.器に盛り、パクチーを添える。


フードコーディネーター

山本和枝 監修

スナップえんどうと切り干し大根のヨーグルトサラダ

切り干し大根の早い戻し方を教えてもらっています。

切り干し大根を戻すのに使うのは、ヨーグルト!?食感が楽しい、ボリューム満点のサラダです。

●材料(2人分)

切り干し大根 30g
プレーン(無糖)ヨーグルト 150g
サラダチキン(切り落し) 50g
スナップえんどう 4本
塩 小さじ1/4
黒こしょう 少々
オリーブオイル 大さじ1/2

■作り方
1.切り干し大根は水で洗い、食べやすい長さに切る。水気をしぼりヨーグルトと和えて、冷蔵庫で半日ほど置く。

辛みが気になる方は切り干し大根をよく洗いましょう。※時々辛い場合があります。

2.スナップえんどうはスジを取り、沸騰した湯に塩を適量(分量外)入れて2分ほど茹でる。ザルにあげ水で冷やして水気をよく切る。2~3等分に切る。サラダチキンは手でほぐす。

3.1のボウルにサラダチキン、スナップえんどう、塩、黒こしょう、オリーブオイルを加えて和える。

4.器に盛る。


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